2月12日(日)ディレクションワークショップふりかえり

昨日はディレクションワークショップでした!参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

今回は「自分で自分をディレクションする」をテーマに、シーンをやったあとに映像を見てふりかえって再びシーンをやる、ということをしたりと、ザ・実験回という感じでした。

以下はワークショップのメモや個人的なふりかえりです。

自分に一番厳しいのはたいてい自分自身

自分がインプロをしている映像を見るときにはフラットに見ることが大事になる。「こんな自分ダメだ!」と思っている時は頭の中にいる「ダメな自分」を見ていて、実際の映像の中にいる自分を見れていない。そこにいるのは自分なのだけど、一旦距離をとって見ることで自我にとらわれずシンプルに学んでいくことができる。

思っていることをディレクションに変えていく

ディレクションは端的な方がいいが、最初のうちはなかなかうまく言葉にできない。「なんか変だなぁ」「別の可能性もありそうだなぁ」というところから始めて、時間をかけて明確にしていけばいい。指導者としてそのプロセスを支えるうえでは待つこと・問うこと・勇気づけることが大事になる。

建設的な自分を育てていく

インプロをやる時には批判的な自分を脇に置いておくことが重要なのだけど、同時に建設的な自分をその空いた場所に置けることも重要になる。その場所をただ空っぽにしておくと批判的な自分が戻ってきやすいし、慣習を超えるのは難しい。いいディレクターになることは自分自身をさらにいいプレイヤーにすることに役に立つ。

来月はアメリカに行くためワークショップは一旦おやすみです。4月後半あたりから再開しようと考えていますので、今度ともどうぞよろしくお願いします。

1985年横浜生まれ。東京学芸大学に在学中、高尾隆研究室インプロゼミにてインプロ(即興演劇)を学ぶ。大学卒業後は100を超えるインプロ公演に出演するほか、全国各地において300回を超えるワークショップを開催している。2017年にはアメリカのサンフランシスコにあるインプロシアターBATSにてワークショップおよびショーケースに参加。またアメリカのインプロの本場であるシカゴにも行き、海外のインプロ文化にも触れる。 →Twitter