9月15日(金)演技のためのインプロワークショップふりかえり

昨日は演技のためのインプロワークショップでした!参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

今回は身体的なゲームやワークを中心に、「がんばらない」ということの意味や面白さや難しさを探究していく時間となりました。楽しくてアーティスティックで、個人的にとっても好きなタイプのワークショップとなりました。

以下はワークショップのメモや個人的なふりかえりです。

相手と一緒にいることから

最近はただひたすらに「相手と一緒にいる」ということからインプロを考えている。相手と一緒にいればとりあえず見られるものになるし、そこにプレイフルネスがあれば面白いものになる。何かを計画したり評価している間は相手と一緒にいることができない。そういう自分に気づいて今ここに戻ってくる。

警戒心と脆弱さを同時に持つ

警戒(Vigilance)があって脆弱(Vulnerable)な状態がオープンであるということ。警戒しているだけだと動けなくなってしまう。しかし脆弱なだけでも何もできなくなってしまう。最高の緊張感と最高のリラックスを別々に、そして同時に学んでいく。

残ってしまったものの本物らしさ

何かを表現しよう(Try)としない。しかしそこにも表現されているものがある。それに気づいて使っていくことができれば、信じられる(Truthful)ものができあがる。それはとても繊細かつ大胆な作業であり、芸術。

今回も非常に濃厚なワークショップとなりました。今回やってみて身体的な演劇はHappy & Healthyで本当にいいものだなぁと思ったので、次回9月22日(金)は「身体的に演じる」ということをテーマにやってみようと思います。単発での参加も受け付けておりますので、ご興味ある方はお申し込みください。どうぞよろしくお願いします。

1985年横浜生まれ。東京学芸大学に在学中、高尾隆研究室インプロゼミにてインプロ(即興演劇)を学ぶ。大学卒業後は100を超えるインプロ公演に出演するほか、全国各地において300回を超えるワークショップを開催している。2017年にはアメリカのサンフランシスコにあるインプロシアターBATSにてワークショップおよびショーケースに参加。またアメリカのインプロの本場であるシカゴにも行き、海外のインプロ文化にも触れる。 →Twitter