9月29日(金)演技のためのインプロワークショップふりかえり

一昨日は演技のためのインプロワークショップでした!参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

今回は「待つ」をテーマに、頑張って力や勢いで乗り切ろうとしている時に一旦待ってみること、そしてインプロの中でも待ってみることにチャレンジしてみました。待つことの難しさと重要さが分かる時間となりました。

以下はワークショップのメモや個人的なふりかえりです。

頑張ろうとしている時に一旦待ってみる

人は難しいことに出会うと頑張って力や勢いで乗り切ろうとしがちである。しかしそこで一旦待ってみる。そうすれば「頑張る」以外の方法が見つかる可能性がある。そのためにまず必要なのは頑張ろうとしている自分に気づくこと。

純粋に待つ

何も期待せず、何も証明しようとせずに待つ。待つことが純粋であればあるほど、より本能や直観に従いやすくなる。インプロの舞台は刺激が多い場所だから、純粋に待つことは難しい。しかしその方向に向かうことはできる。たくさん失敗しながらたくさん学んでいく。

待つことは何かを得ることではなく手放すこと

待つということは何かを得ることではなく何かを手放すこと。そして手放すことによって得られるのは「いい何か」ではなくただの可能性。しかしその可能性にかけてみる。なぜならアーティストなのだから。

「待つ」というテーマでワークショップをするのは自分にとっても初めてのことでしたが、予想以上に興味深い時間となりました。次回10月6日(金)はより純粋に待つことができるようになるために、「ニュートラル」をテーマにやってみようと思います。単発での参加も受け付けておりますので、ご興味ある方はお申し込みください。どうぞよろしくお願いします。

1985年横浜生まれ。東京学芸大学に在学中、高尾隆研究室インプロゼミにてインプロ(即興演劇)を学ぶ。大学卒業後は100を超えるインプロ公演に出演するほか、全国各地において300回を超えるワークショップを開催している。2017年にはアメリカのサンフランシスコにあるインプロシアターBATSにてワークショップおよびショーケースに参加。またアメリカのインプロの本場であるシカゴにも行き、海外のインプロ文化にも触れる。 →Twitter