10月13日(金)演技のためのインプロワークショップふりかえり

昨日は演技のためのインプロワークショップでした!参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

今回は「反応する」をテーマにやってみました。新しいことをやるというよりも、これまでにやってきたことを新しい視点でやってみる回でしたが、自然で面白くて興味深いものが見られる非常に楽しい回となりました。

以下はワークショップのメモや個人的なふりかえりです。

シンプルに反応する

「反応できない」でもなく、「過剰反応してしまう」でもなく、シンプルに反応できる自分になることを目指す。それは合気道のように、相手の力に抵抗するのではなく、受け流すような状態。

反応することと反応しないこと

「反応する」ことは「反応しない」こととのコントラストによって表現される。先のことを考えると現実とは関係なく反応してしまうし、現実に反応することもできなくなってしまう。反応しないことは反応することと同じくらい重要なこと。

習慣的反応をどう扱うか

反応することを重視するようなリアリズムのインプロをすると習慣的反応が出てくるのは仕方ないこと。習慣的反応を超えていくためには反応に待ったをかける必要があるが、そうすると反応が遅れるのも仕方ないこと。それらは両方必要なこと。正解は、無い。

次回10月20日(金)は「行動する」をテーマにやってみようと思います。今回で連続ワークショップの前半の区切りがついたような気がするので、後半は演劇としてのインプロを深めていこうと思います。単発での参加も受け付けておりますので、ご興味ある方はお申し込みください。どうぞよろしくお願いします。

1985年横浜生まれ。東京学芸大学に在学中、高尾隆研究室インプロゼミにてインプロ(即興演劇)を学ぶ。大学卒業後は100を超えるインプロ公演に出演するほか、全国各地において300回を超えるワークショップを開催している。2017年にはアメリカのサンフランシスコにあるインプロシアターBATSにてワークショップおよびショーケースに参加。またアメリカのインプロの本場であるシカゴにも行き、海外のインプロ文化にも触れる。 →Twitter