11月19日(日)アレクサンダーテクニークとインプロのワークショップふりかえり

昨日はアレクサンダーテクニークとインプロのワークショップでした!参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

これまで様々な観点からアレクサンダーテクニークとインプロのつながりを探求してきたワークショップですが、今回はシンプルに「身体をいい状態にする。その状態でインプロをする。そうしたら何が起きるだろうか?」というテーマで臨んでみました。

以下はワークショップのメモや個人的なふりかえりです。

刺激に対して反応する自分に「待った」をかける

刺激に対して反応しているときには選択の余地が無い。だからそこで一旦待ってみる。そうすると選択の余地が生まれる。人前で即興で何かをするということはかなり強い刺激だから、すぐに反応したくなる。だからゲームやシーンの中で1回でも待つことができたら十分。そこから始めてみる。

どちらも犠牲にならずに一緒にいる

自分と相手が一緒にいる時にどちらかが犠牲にならないようにしたい。自分を犠牲にして相手を心地よくさせるのではなく、相手を犠牲にして自分が心地よくなるのでもなく、お互いに心地よい状態を目指す。100%の自由と100%の貢献の両立。

身体の観点でふりかえる

自分を犠牲にしているかどうかは身体の緊張で分かる。それは心の状態から見つけようとするよりもずっと明確である。インプロを身体の観点からふりかえることはほとんどないが、その観点でふりかえってもいい。それは非常に堅実で健康的な方法である。

今回のワークショップはシンプルなテーマで臨んで、そしてシンプルに心身と即興の探求ができたとってもいい時間でした。最近は身体寄りのアプローチを探求していましたが、そのひとつのモデルとなるワークショップとなりました。

次回のアレクサンダーテクニークとインプロのワークショップは未定ですが、また行いたいと思います。不定期のワークショップですのでご興味ある方はお見逃しなく。今後ともどうぞよろしくお願いします。

1985年横浜生まれ。東京学芸大学に在学中、高尾隆研究室インプロゼミにてインプロ(即興演劇)を学ぶ。大学卒業後は100を超えるインプロ公演に出演するほか、全国各地において300回を超えるワークショップを開催している。2017年にはアメリカのサンフランシスコにあるインプロシアターBATSにてワークショップおよびショーケースに参加。またアメリカのインプロの本場であるシカゴにも行き、海外のインプロ文化にも触れる。 →Twitter