1月13日(土)インプロワークショップふりかえり

昨日はひさしぶりの土曜日インプロワークショップでした!参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

インプロが初めての方から(僕を含む)経験者までが一緒になって、ともに学んでいくとってもいい時間となりました。

以下はワークショップのメモや個人的なふりかえりです。

「失敗していい」ということを常に思い出す

「インプロでは失敗していい」ということは頭では理解していても、実際にシーンを始めるとすぐに忘れてしまう。そして「失敗していい」ということを忘れると失敗しなくなるのではなく、失敗しても気づけなくなってしまう。「うまくいってもいい」「失敗してもいい」という選択肢を常に持っておきたい。

何かに集中するのではなく、全てに気づいている

今回のワークショップでは「吸い込まれてしまう」がキーワードになった。何か一つのことに吸い込まれてしまうと、他のことが見えなくなってしまう。たとえそれがシーンやゲームをうまくやる戦略であっても。何かに集中するのではなく、全てに気づいている。そうしたら必要なことは自然と起こる。

自分自身を演技に使う

今回のワークショップではインプロ初心者の自然な演技がとても印象に残った。「何かをしよう」としないことによって起こる自然な演技。インプロのキャラクターはゼロから作る必要はなく、自分自身を使ってもいい。そこからフィクションの世界へと少しずつ進んでいく。

次回は2月3日(土)の昼間にワークショップを行います。ここ半年くらいは比較的クローズドな(経験者向けの)ワークショップをやっていましたが、オープンにやるのもいいなぁと思ったので、しばらくはこんな感じで進めていこうと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いします。

1985年横浜生まれ。東京学芸大学に在学中、高尾隆研究室インプロゼミにてインプロ(即興演劇)を学ぶ。大学卒業後は100を超えるインプロ公演に出演するほか、全国各地において300回を超えるワークショップを開催している。2017年にはアメリカのサンフランシスコにあるインプロシアターBATSにてワークショップおよびショーケースに参加。またアメリカのインプロの本場であるシカゴにも行き、海外のインプロ文化にも触れる。 →Twitter