4月15日(日)インプロワークショップふりかえり

昨日はインプロワークショップでした!参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

今回はbelieveeyeワークショップの中で行ったこともあり、はじめましての人が多いワークショップでした。しかし参加者がひとつの生き物であるかのように、みんなでいい時間をつくることができたと思います。

以下はワークショップのメモや個人的なふりかえりです。

失敗する自由を取り戻す

人間には本来失敗する自由がある。しかしその自由は大人になるにつれてだんだんと失われていく。インプロは失敗する自由を取り戻す試み。失敗してもそれを隠そうとするのではなくシェアする。そうすること自体にアートとしての価値がある。

本能に従う

計算して動くのではなく、本能に従って動く。それによって生まれる質感自体が重要で、その結果は重要ではない。自分の本能の声を聞くために、「自分」を静かにしておく。頑張らない、遠慮しない、ただやる。

あなたの中にはストーリーがある

ストーリーを作ることとストーリーを語ることは違う。計算して組み立てるのではなく、夢を見るように語っていく。私は「私」が考えているよりも遥かに大きな存在。あなたの中には物語がある。そのことを信じる。

今回のワークショップは「即興する」ということの本質に触れるとってもいい時間でした。「僕は僕のワークショップが好きだと言えるように」と思って向かったワークショップでしたが、「僕はこのワークショップが好きだ」と言えるものになりました。

次回は5月13日(日)の夜にワークショップを行います。シンプルに、深く、探究していきましょう。今後ともどうぞよろしくお願いします。

1985年横浜生まれ。東京学芸大学に在学中、高尾隆研究室インプロゼミにてインプロ(即興演劇)を学ぶ。大学卒業後は100を超えるインプロ公演に出演するほか、全国各地において300回を超えるワークショップを開催している。2017年にはアメリカのサンフランシスコにあるインプロシアターBATSにてワークショップおよびショーケースに参加。またアメリカのインプロの本場であるシカゴにも行き、海外のインプロ文化にも触れる。 →Twitter