2月12日(月)アレクサンダーテクニークとインプロのワークショップふりかえり

昨日はアレクサンダーテクニークとインプロのワークショップでした!参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

今回も前回と同様に、「首を自由にしながらインプロをする」というシンプルで奥深いチャレンジをしてみました(アレクサンダーテクニークでは首が自由であることを重要視している)。

以下はワークショップのメモや個人的なふりかえりです。

失敗しても自由でいられるように

刺激が弱い時には自分の首のことを思い出せる。しかし刺激が強くなると「やること」に夢中になりやすい。特に「失敗する」ということはとても強い刺激なので首のことを忘れてしまいがちである。しかしそれを思い出す可能性はいつもある。そしてそれが失敗しても自由でいられることにつながる。

興奮と喜びの違い

同じ「インプロをしていて楽しい」でも、興奮して楽しむこととシンプルに楽しむこと(喜びがあること)は違う。前者には身体の過緊張があり、後者にはない。その違いに繊細になっておきたい。

感覚はあてにならない

過緊張した状態でインプロをやっても、それを取り除いた状態でインプロをやっても本人としてはそれほど感覚の違いはないかもしれない(むしろ物足りなさを感じるかもしれない)。しかしお客さんとして見ていると自由に見える。だから外から見てみることも必要。そして繰り返し繰り返しやること。

次回のアレクサンダーテクニークとインプロのワークショップは未定ですが、また行いたいと思います。ふりかえりにも書いたように「繰り返し」が重要なので、連続ワークショップをするかもしれません。ご興味ある方はお見逃しなく。今後ともどうぞよろしくお願いします。

2月3日(土)インプロワークショップふりかえり

昨日はインプロワークショップでした!参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

個人的に「たくさん話す」「リスクを取る」をテーマにワークショップに臨み、思想的でチャレンジングで、そしてとってもいい時間となりました。

以下はワークショップのメモや個人的なふりかえりです。

アーティストの仕事はリスクを取ること

アーティストの仕事はリスクを取って可能性を探究すること。結果を約束するのはエンターテイナーやビジネスマンの仕事。それはどちらが正しいということではなく、仕事の違い。

演劇は関係の芸術

アートは内容よりも形式によって表現される。演劇を関係の芸術とするなら、どのように関係が作られ、それがどのように変化するかによって演劇は作られる。ストーリーを作るためではなく、関係を作るために舞台に上がる。

即興は状態によって面白くなる

即興の面白さはプレイヤーの状態によって生み出される。グッドネイチャーでいること、スポンテイニアスでいること、正直でいること、傷つきやすくいること。そういう状態でいられれば即興は自然と面白いものになる。

次回は3月3日(土)の夜にワークショップを行います。初心者から経験者までが一緒に探究するオープンワークショップはいいなぁと思っているので、しばらくはこんな感じで進めていこうと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いします。

1月13日(土)インプロワークショップふりかえり

昨日はひさしぶりの土曜日インプロワークショップでした!参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

インプロが初めての方から(僕を含む)経験者までが一緒になって、ともに学んでいくとってもいい時間となりました。

以下はワークショップのメモや個人的なふりかえりです。

「失敗していい」ということを常に思い出す

「インプロでは失敗していい」ということは頭では理解していても、実際にシーンを始めるとすぐに忘れてしまう。そして「失敗していい」ということを忘れると失敗しなくなるのではなく、失敗しても気づけなくなってしまう。「うまくいってもいい」「失敗してもいい」という選択肢を常に持っておきたい。

何かに集中するのではなく、全てに気づいている

今回のワークショップでは「吸い込まれてしまう」がキーワードになった。何か一つのことに吸い込まれてしまうと、他のことが見えなくなってしまう。たとえそれがシーンやゲームをうまくやる戦略であっても。何かに集中するのではなく、全てに気づいている。そうしたら必要なことは自然と起こる。

自分自身を演技に使う

今回のワークショップではインプロ初心者の自然な演技がとても印象に残った。「何かをしよう」としないことによって起こる自然な演技。インプロのキャラクターはゼロから作る必要はなく、自分自身を使ってもいい。そこからフィクションの世界へと少しずつ進んでいく。

次回は2月3日(土)の昼間にワークショップを行います。ここ半年くらいは比較的クローズドな(経験者向けの)ワークショップをやっていましたが、オープンにやるのもいいなぁと思ったので、しばらくはこんな感じで進めていこうと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いします。

THE MASK THEATRE『Carbon Copy』ふりかえり

昨日、一昨日はTHE MASK THEATRE『Carbon Copy』でした!ご来場いただいたみなさま、どうもありがとうございました。

今回はかなり実験的な公演で、そして実験的な公演らしく、「やってみて初めて分かった」ということがとっても多い公演でした。

僕はこれまで仮面のインプロワークショップをいくつか受けてきました。その中でも去年受けたスティーブのワークショップは非常に印象に残っています。その中でやったフルマスクのインプロはとてもやりやすくて(もちろん難しいところもあるけれど)、そしてとても面白いものだと感じました。

だから「どうしてフルマスクのインプロショーは無いのだろう?」と思っていました。(世界にはフルマスクのインプロワークショップはあるし、インプロではないフルマスクのショーもあるけれど、フルマスクのインプロショーはほぼ無いと認識している。)

今回フックさんに声をかけてもらって、公演の3分の1としてですがフルマスクのインプロを公演として行うことになりました。フックさんがディレクターとなって進めていた今回の稽古もやっぱりやりやすくて、そして面白いものでした。

しかし実際に公演としてやってみて感じたのは、「これはめちゃくちゃ難しいことをやっている」ということでした。

ワークショップや稽古でフルマスクのインプロをやるときにはディレクターがいるし、見る人もかなり見方が統一されています。だからやりやすくて面白いものになるのだけど、それをディレクター無しの公演でやるというのは本当に難しいことなのだと思いました。

だからフルマスクのインプロショーが無いのは「想像以上に難しいから」なのだと思いました。身も蓋もない結論ではありますが、でも本当にそうなのだと思っています。

一方で。

そんな難しすぎるフルマスクのインプロではありましたが、それでも面白い場面はありました。むしろ動画で見て「このシーン面白いね!」と思えるシーンの方が多いくらいでした(フルマスクはやっている本人たちは何が面白いのか分からないので、動画で見て初めて分かる)。ただしそれもやっぱりワークショップのような繊細な面白くなり方とは違うタイプの面白さで、という条件付きではあります。

だから稽古を積み重ねていけばもっと面白いシーンが作れるようになるのかもしれないし、さらに稽古を積んでいけばワークショップのような繊細な面白さを見せることができるようになるのかもしれません。それについては「まだ分からない」というのが正直なところで、今回の公演によって「分からないことが分かった」とも言えます。

僕個人のパフォーマンスのふりかえりとしては、もっと自分やパートナーやお客さんを信頼することができたなぁと思っています。そしてその信頼とは「きっと何かができるから」というよりも「たとえ何もできなくても存在が許されている」というレベルでの信頼です。逆に言えばそれ以外のことをふりかえってもしょうがない、とも思っています。フルマスクはサイレントなので、普通のインプロのようにテクニックでどうにかできる部分はかなり少ないからです。

今回の公演は僕にとって本当にギリギリのチャレンジでした。ここまでギリギリのチャレンジはおそらく自分自身ではできなかったと思います。そんなチャレンジの機会を与えてくれたフックさんには感謝しています。また、一緒に綱渡りをしてくれたりなちゃんとカエル、公演に関わっていた他のチームメイト・スタッフにも感謝しています。そして繰り返しとなりますが、ご来場いただいたみなさまにも感謝しています。

今回の経験を通して、インプロバイザーとして一つ上のステージに上がれそうだと感じています。より純粋に。そこに愛があるように。

なんだかまとまりのないふりかえりとなりましたが、仮面やインプロやアートの可能性はまだまだ開かれているということを表しているのだと思って終わりとしたいと思います。

来年の頭(1月6日)には僕のホームチームである「タピストリ」の公演を行います。こちらについてはまた後日詳細をアップします。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

11月24日(金)演技のためのインプロワークショップふりかえり

11月24日(金)は演技のためのインプロワークショップでした!参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

今回は「物事を進める」をテーマに、待つこと・行動すること・劇的であることを重視したインプロを行いました。

以下はワークショップのメモや個人的なふりかえりです。

「Action」とは何かを探求していく

クロサワインプロは、待って、行動する(Action)というフォーマット。しかし何がアクションなのかを定義することはできない。やってみて物事が進んだように見えるものがアクションだから、たくさん試してうまくいったりいかなかったりして学んでいく。

リアクションはアクションではない

当たり前といえば当たり前だが、リアクションはアクションではない。しかしリアクションをすると感情も出てくるので、それでアクションをした「感じ」になるので注意が必要。アクションは反応ではなく、意図的・選択的な行動である。

アクションとリアクションはどちらもできる必要がある

アクションのインプロとリアクションのインプロはどちらもできることが必要。アクションのインプロだけだとやりとりが薄くなるし、リアクションのインプロだけだと物事が進まない。どちらもできるようになっておけば、必要なときに必要なことができるようになる。

3ヶ月にわたって行ってきた「演技のためのインプロワークショップ」はここで一旦おしまいです。最初に想定していたよりもずっと深くてずっと高度なワークショップになったと感じています。連続もしくは週一ワークショップはまた来年に再開しようと考えていますので、その時はどうぞよろしくお願いします。

なお、12月は12月9日(土)に行われる「もんてんインプロまつり!」内で演技のためのインプロワークショップを行います。
この日は他にもストーリーテリング・マスクのワークショップも受けることができますので、ご興味ある方はどうぞお越しください。

また、夜には会場である両国門天ホールを使って誰でも参加できるインプロショーを行います。
この連続ワークショップでは発表会のようなものは行いませんでしたが、劇場で・人前でインプロをやることに興味がある方はぜひお越しください。

ご予約は他のワークショップや夜の部も含めて僕に直接連絡をいただいても大丈夫です。
今後ともどうぞよろしくお願いします!

11月19日(日)アレクサンダーテクニークとインプロのワークショップふりかえり

昨日はアレクサンダーテクニークとインプロのワークショップでした!参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

これまで様々な観点からアレクサンダーテクニークとインプロのつながりを探求してきたワークショップですが、今回はシンプルに「身体をいい状態にする。その状態でインプロをする。そうしたら何が起きるだろうか?」というテーマで臨んでみました。

以下はワークショップのメモや個人的なふりかえりです。

刺激に対して反応する自分に「待った」をかける

刺激に対して反応しているときには選択の余地が無い。だからそこで一旦待ってみる。そうすると選択の余地が生まれる。人前で即興で何かをするということはかなり強い刺激だから、すぐに反応したくなる。だからゲームやシーンの中で1回でも待つことができたら十分。そこから始めてみる。

どちらも犠牲にならずに一緒にいる

自分と相手が一緒にいる時にどちらかが犠牲にならないようにしたい。自分を犠牲にして相手を心地よくさせるのではなく、相手を犠牲にして自分が心地よくなるのでもなく、お互いに心地よい状態を目指す。100%の自由と100%の貢献の両立。

身体の観点でふりかえる

自分を犠牲にしているかどうかは身体の緊張で分かる。それは心の状態から見つけようとするよりもずっと明確である。インプロを身体の観点からふりかえることはほとんどないが、その観点でふりかえってもいい。それは非常に堅実で健康的な方法である。

今回のワークショップはシンプルなテーマで臨んで、そしてシンプルに心身と即興の探求ができたとってもいい時間でした。最近は身体寄りのアプローチを探求していましたが、そのひとつのモデルとなるワークショップとなりました。

次回のアレクサンダーテクニークとインプロのワークショップは未定ですが、また行いたいと思います。不定期のワークショップですのでご興味ある方はお見逃しなく。今後ともどうぞよろしくお願いします。

11月17日(金)演技のためのインプロワークショップふりかえり

昨日は演技のためのインプロワークショップでした!参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

今回は「一瞬一瞬に生きる」をテーマに、今ここ・反応・リアリズムを重視したインプロを行いました。

以下はワークショップのメモや個人的なふりかえりです。

相手と一緒に楽しむ

インプロは自分ひとりで夢中になるものではなく、相手と一緒に楽しむもの。ふたりとも楽しんでいるけれど、実はバラバラに楽しんでいることもある。楽しんでいる自分と静かな自分が同時にいるように。

ダメな自分のままでいる

サムライゲームでは自分がダメになった時に切ろうとしないように。ダメな自分のまま相手と一緒にいる。困っていたり恥ずかしがっている自分を晒す。そうすればそれも面白くなる。

目的を達成することにコミットする

リアリズムの演技で大事なのは目的を達成しようとすること。それにどこまで本気を出せるか。その山は途中で降りることもできるけど、パートナーとどこまで登ることができるか。それは本当に苦しい。しかしその奥には喜びがある。

次回11月24日(金)は「物事を進める」をテーマにやってみようと思います。今回とは反対に、待つこと・行動すること・劇的であることを重視したインプロをやります。最終回ですが単発での参加も受け付けておりますので、ご興味ある方はお申し込みください。どうぞよろしくお願いします。